さすがに変えざるを得ない

昨日はクロス円を売り目線で見ていましたが、
入ろうと思っていた水準の手前で折り返され、スキャルで１日のトレードを終えてしまいました。
そのまま指値を残していたら、今日の上昇で串刺しになってますね。

今日もドル円だけを見ていきます。



ドル円６０分足



昨日の朝方から上昇を続けたドル円は、夕方に１０９．８０へ最接近。
日付が変わってからは若干緩み、１０９．４０台へ下がりますが、これを割れず。
今日の朝方に１０９．６０を固めた後は一気に１１０．００を突破し、
現在は１１０．４０付近まで上値を伸ばしています。


まず、地政学的リスクについて「やっぱりいつも通り」と認識されたということでしょう。
ニュースのヘッドラインで値が動くのですが、
本格的な危機になりそうもないと見られると、すぐに値を戻してしまいます。
まだ注意は必要と思うものの、過度に材料視するのは良くなさそうですね。

次に、昨日のダドリー総裁の発言も少し効いているのかもしれません。
「バランスシート縮小と、条件付きで年内もう１回の利上げを支持」ということで、
先週の経済指標の結果で薄れた利上げ観測が若干持ち直したかと思います。

あと、IMMの円ポジションについてですが、
前週よりは減ったものの、まだ結構な数の円ショートが残っています。
それでも、積極的に下値を拡大する動きが見られず、
程よいところで止まり、結局戻ってくるのがどうも不思議に思うんですよね。

もしかしたら、今も残っている円ショートのポジションは、
現在夏休みを取っている人たちのポジションがほとんどで、
今相場を動かしている人たちが円ロングに傾けて、
すぐに手仕舞いすることで、結局戻ってしまうのではないかと思ってしまいます。
ですので、もう少し市場参加者が増えるまでは、
上がっても下がり、下がっても上がるような、方向感のない相場になるのではないでしょうか。


今日はすでに十分上がってしまっていますが、買い目線で行こうと思います。
１１０．２５付近で入り、１１０円台割れでストップ、決済は１１０．６０付近でしょうか。
８月４日の高値から引いた下落のトレンドラインも突破しかけていますし、
１１０．４０台で売るのは少し怖い雰囲気ですね。


アメリカとイギリスで経済指標の発表があるため、
結果によっては逆戻りする可能性も十分考えられます。
相場が反転し始めたら、できるだけ早くポジションを手仕舞いして、
次の流れに沿ったトレードをしていくことを心掛けたいと思います。

タグ：ドル円 FX