先に動いたら負け？

これだけ値幅が狭い日が続くと、いつか突然動くんじゃないかと身構えてしまいますが、
今のところ、その兆候が見られないですね。
昨日のポンドは一応動きましたが、
もうちょっと動くと思っていたので、市場はまだ様子見段階なんですかね。

今日もドル円とポンド円を見ていきます。



ドル円１５分足



前日の予想レンジ（１６時から翌日６時まで）：１１１．６０～１１２．６０
結果：１１２．１２～１１２．４７

東京時間の午前中に１１２，３０をつけたドル円は、
一旦１１２，０３まで緩んだ後、１１２．１０～２５で揉み合いを続ける展開が続きました。
ただ、経済指標の発表で東京時間中の高値を上抜けすると、
ストップ買いをつけるような動きで１１２．４７まで上昇しました。
そこから更に買い上がるという勢いはなく、１１２．１２まで下落し、
再び１１２．１０～２５で揉み合いを続ける展開を繰り返したものの、
先程このレンジを上抜けして、現在は１１２．３０付近で推移しています。


昨日は１１２．４０で売ってみて、１７に決済の指値を置きました。
１１２．１０も下抜けない展開が続いていたので、
上がりきらないとは思うけど、大きく下がることもないと想定したためです。
前日の１１１円台で作られたショートポジションがまだ切れていないと考えたのですが、
それが当たっているかはさておき、できる範囲では良いトレードだったと思います。

今日の予想レンジ（１６時から翌日６時まで）：
　→　１１１．８０～１１２．６０

今日は１１２．３０にオプションがあるため、ここを軸にした動きが続きそうです。
あとは経済指標とポンドの動きに注意でしょうか。
昨日は、円買いとまでは行かないポンド売りのおかげで下支えされた面がありそうですし、
同じような動きとなるのか、全く違う動きになるのか注目です。

そういえば、北朝鮮が中国共産党大会に祝電を送ったとニュースが出ていました。
これを一時的なリスクオンと見て、短期的にクロス円が上昇するかどうかも気になります。
ドルに主体性がなくなりつつある状況なので、
何を材料にして相場が動くのか、目を光らせないといけないですね。


ポンド円６０分足



昨日のCPIは市場予想とほぼ一致し、１４９円台にタッチしたのですが、
それよりも、MPCメンバーの２人が１１月の利上げを支持しないとしたことで売りが強くなり、
１４７円台後半まで下落してからなかなか反発の様子が見られません。
MPCメンバーの議会証言の中で賃金上昇率について言及があったので、
今日の発表があるまで様子を見ているのでしょうか。

個人的には、１４７．７５に買い注文を出していたのですが、
そこまでは下げきらず、かといって追いかけるほどの上昇もなさそうだったので、
結局キャンセルして様子見にしました。
実際もそれほど値幅は取れなかったみたいですし、問題ないかなと思います。


１１月のスーパーサーズデイに向けて、
利上げ期待が高まっていくかどうかに注目が集まっています。
昨日は据え置き派が２票決定したため、
利上げ派から動かないだろうとされる２票を含め、４人までは態度が見えました。
あとは残りの５票ですが、この中で１番の問題はカーニー総裁の態度がはっきりしないことです。

近い未来の利上げとは言うのですが、
できることなら、利上げせずにポンド安を是正しようと考えているのではと思ってしまいます。
CPIで反応しづらくなったら賃金上昇率、それも反応が薄くなったら利上げみたいに、
ギリギリまで粘るような気がしてしまうんですよね……。
投資銀行出身ですし、市場をそれとなく誘導しようとしてるのかなと。

まあ、そういった思惑はさておき、
次のスーパーサーズデイまでは買い目線でみる方針です。
市場が材料不足で困っている状況ですから、
ダマされるかもしれないとしても、利上げに期待していくのが良さそうかなと。
クロス円が低調な動きならポンドドルやユーロポンドでポンド買いも検討したいです。
指標がなければ１４７．７０付近で買いたいですが、
今日は１４７．３０付近に買い注文を入れてみようかなと思っています。
ダメそうでしたらキャンセルしますが。

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